今までの進路とは全く異なる台風が多かった2018年

台風銀座という言葉をご存知の人は多いと思いますが、その言葉を聞いてイメージする地域と言えばやはり沖縄でしょう。
台風の季節になると、テレビのニュースでその様子が全国で報道されたりもします。

その凄まじい映像を見ながら沖縄以外に住んでいる人たちは自分達の住む地域への影響などを考えたりもしますが、その後徐々に風速が下がり、衰えてくことが多いので、どこかに「今回も大丈夫だろう」という気持ちもあると思います。

ところが2018年には今までの進路とは全く異なる台風がいくつか出てきました。
それは7月24日に発生した台風12号です。

この台風は太平洋を北上している途中で一旦は東へ向きを変えて、そのまま熱帯低気圧になり消滅するのかと思われたものの、大きく西に大きくカーブをし始めました。
そして関東の南から関西へ向い上陸し、中国と九州を横断し、南下して鹿児島付近で再び東へ向い始めたものの大陸の方へと行ったという極めて珍しい逆走台風でした。

それに続く13号は8月3日に発生し、太平洋を北上してそのまま千葉の辺りをかすめて行きました。
その他にも沖縄を経由せず、そのまま北上するパターンがあるなど、2018年はこれまでにあまり例を見ないような進路をとる台風がありました。

8月28日に発生した台風21号も過去に例を見なかった

例を見ないと言えば、8月28日に発生した台風21号もそれに該当すると思われます。
これも先ほどと同様、太平洋をそのまま北上し沖縄付近を経由せず直接、四国や近畿地方を襲いました。

事前の報道では、過去、大阪に甚大な被害をもたらした室戸台風と同等もしくはそれ以上の規模との予想がアナウンスされていました。

ところが、その10日程前には、台風20号が近畿地方を襲い通り過ぎたのですが、夜台風ということもあったためか、恐怖心を抱いた人はそれほど多くなかったかもしれません。
各所で被害はありましたが、市民生活が大混乱するといったことはほとんどありませんでした。

そのため例年近畿に来るやや勢力が衰えている台風と同じで、室戸台風の再来とアナウンスされていても台風21号も何とか無事に通り過ぎて行くだろうといった人は多かったのではないでしょうか。

そういった中、大きな被害が大阪を中心に京都や兵庫でありました。
特に大阪は台風の進路の東側で、進む速度と風向きが重なり、より強い風が吹きました。

今後はもっと猛烈な台風が襲ってくる可能性もある?

空には木の葉や発泡スチロールなどのゴミ類が舞い、樹木はしなり、中には耐え切れず折れるものも多数あり、時には風に向かって進まないまま飛ぶカラスの光景もありました。

昼間の通過と言うこともあって、そういった風に舞うものがいつ窓に当たって割れてしまうのか心配した人も多かったと思います。
実際、飛んできたものが窓ガラスに直撃し割れた家もあったそうです。

地上波テレビ放送は台風関連の情報を流していましたが、衛星放送は入らないこともありました。
番組放送中、アナウンサーのマイクに外から入ってくる風の音が入るなどのことも発生していました。

次第にあちこちでの被害状況が映像で映されるようになり、関西国際空港では予想以上の高潮で滑走路が水没したり、空港への連絡橋に貨物船が衝突し巨大な橋桁をずらしてしまうなどの光景にショックを受けた人は少なくなかったはずです。
その他にも何台もの大型のトラックが横転したり、乗用車がひっくりかえってめちゃめちゃに壊れたり、工事現場の囲いが崩れるなどのことも発生しました。

台風21号はこれまでに経験したことの無い台風だったと多くの人が感じたはずです。
地球温暖化ということもあるためか異常気象が多くなっているので、今後はもっと猛烈な台風が襲ってくるかもしれません。
ですので、これからはどこの地域であっても台風には最大級の警戒をしておいた方がよいでしょう。