紀平梨花選手の経歴について

「浅田真央の後継者」と言われている紀平梨花選手は女子シングルで争う日本フィギュアスケート選手です。
2002年7月21日に兵庫県西宮市で生まれた彼女は3歳で母親と姉と出かけたアイスリンクでスケートを知り、それから2年後にスケート教室に入りました。

当時たしなんでいたピアノやバレエといった習い事の1つとしてスタートしましたが、2014年10月に日本スケート連盟が主催した第18回全日本フィギュアスケートノービス選手権Aクラスで優勝した事をきっかけに彼女の選手生活が始まります。

それから4年後の2018年、紀平梨花選手が「浅田真央の後継者」と呼ばれる事になった大会こそがNHK杯です。
彼女はこの大会で浅田真央の代名詞であったトリプルアクセルを披露し、出遅れた成績を取り戻して逆転勝ちをしています。

紀平梨花選手が国際大会でトリプルアクセルを成功したのは2017年のジュニアグランプリシリーズのリュブリャナ杯です。
この大会で7人目のトリプルアクセルジャンパーに数えられる事になった彼女は試合や大会でよく跳ぶようになり、実際にそのための練習をしています。

その成果が認められたNHK杯で大々的に「浅田真央の後継者」と称えたのは中国メディアの新浪体育です。
新浪体育はショートプログラムで出遅れたものの、フリーで見事な演技をしてみせた紀平梨花選手へのコメントとして「清純な姿に優雅な仕草は浅田真央を思い出させる」と絶賛しました。

ネット上でもそのコメントに同調する数多くのユーザーが確認されています。

今後、浅田真央を超えるかどうかは彼女次第

とはいえ、彼女が「浅田真央の後継者」になれるかどうかは別問題です。
現時点における彼女の成績は華々しく、また16歳という若さはこれからも成長できる事を意味するので活躍に期待できます。
実際に国内外のメディアも紀平梨花選手の活躍に注目していますが、忘れてはいけない事が彼女は浅田真央さんではないという現実です。

確かに優雅な演技は浅田真央さんを連想させ、その実力は実力者であり同世代のザキトワさんを制しました。
けれども浅田真央さんにはない強さがあると元国際審判員でありフィギュア解説者でもある杉田秀男氏は週刊新潮WEB取材班に語っています。

2018年12月10日に掲載された記事で杉田秀男氏は「彼女のジャンプには伊藤みどりさんに近い力強さがある」とコメントしており、これからの質に期待しているそうです。

この記事で指摘された通り、回転の多いジャンプを成功させても演技力が問われる部分の影響力は絶大と言えます。

あくまで紀平さんは紀平さんでしかない

浅田真央さんや羽生結弦さんが世界中の人々から愛されるのは演技力、ひいてはそこに込められた熱です。
もちろん安全に得点を稼ぐためにあえて挑戦せず、無難なジャンプや演技をする手段も選択肢にはあります。

実際にそういった手段が尊ばれた時代や選手はいますが、はっきり言って妥当なアクションしか起こさない選手には華々しい選手たちの後継者の名を背負うのはふさわしくないです。

そういった意味合いでは紀平梨花選手はまさしく後継者に相応しい、もしくは先輩たちに負けないように努力しています。
練習で厳しい宮原知子さんが先輩にいて、彼女のコーチは基礎的な練習を徹底的に行う事で知られる濱田美栄さんです。

この2人が側にいれば研鑽は自ずと磨かれていき、今よりもレベルアップした紀平さんになる事が期待できます。
もっとも先述したようにあくまで紀平さんは紀平さんでしかなく、浅田真央さんが活躍した時代も考慮しなければならないので両者の比較は無意味といっても過言ではありません。

しかし関係者が期待を寄せるほど輝かしいスターが誕生した事もまた間違いではないです。